メディサポナビ > クランベリーをご存知ですか? > クランベリーの機能
下図はクランベリーUR飲用者の尿pHの変化をグラフ化したものです。
63歳、男性、膀胱癌にて膀胱全摘、一側合流尿管皮膚瘻術を施行し、pH9.0の
アルカリ尿が続きストーマ周囲の皮膚は発赤、浸軟、粘膜には不良肉芽の
増殖を認めました。
その後、採取された尿やストーマ附近で強いアンモニア臭を
認めたため「クランベリーUR」の飲用を始め、飲用後1ヵ月後には尿pHが7.0に
低下し、アンモニア臭が軽減しました。4ヵ月後にはストーマ周囲皮膚炎が軽減しました。
アンモニアは尿を混濁させ、尿のpHをアルカリ性にして異常な尿臭(アン モニア臭)を発生させます。pHを正常に保つことで尿中の細菌増殖を抑制し、 尿臭、スキントラブルの原因が除くことができると言われています。
アルカリ性尿が皮膚に付着すると皮膚が炎症を起こします。
クランベリージュースを飲用すると、クランベリーに豊富に含まれるキナ酸が 腸管で吸収され血液に入ります。そして、肝臓で代謝され馬尿酸に変化します。 馬尿酸は尿のpHを低下させることが知られています。※図 キナ酸の代謝参照
馬尿酸を添加した尿は、吸光度は上がらず、(混渇せず)尿中の細菌増殖が抑制されました。
(大腸菌, Escherichia coli)は、グラム陰性の桿菌で通性嫌気性菌に属し、
環境中に存在するバクテリアの主要な種の一つです。この菌は腸内細菌でもあり、
温血動物(鳥類、哺乳類)の消化管内、特に大腸に生息する。アルファベットで短縮表記でE. coliとすることがあります。
(きゅうこうど、英: absorbance)とは分光法において、ある物体を光が通った際に 強度がどの程度弱まるかを示す無次元量です。